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  • 【教育に興味のある学生必見】勤めていた日本語学校が突如倒産!それでもあきらめず教育の道に突き進む教育者の信念とは!?

    記事概要:

    「外国人がいつでも安心、安全を感じられる場所を作ろう」波乱万丈の人生を歩んだ女性教育者が外国人のために日本語学校を設立した経緯とその真意とは!?

    InternViewの本日の突撃訪問者は・・・

    Futaba Language School 国定代表

    Futaba Language School
    HP:http://www.futaba-japanese.com
    アクセス:〒542-0081
    大阪府大阪市中央区南船場4丁目10−20-1101
    役職:代表
    国定 三恵  (Mitsue Kunisada)

    経歴:タイ在住時に日本語教育の可能性を感じ、日本語教育の道に!
    日本に帰国後、日本語学校で勤務するも学校がまさかの倒産・・・。
    パートと両立をしながら、ボランティアでカフェにて倒産前に教えていた外国人生徒さんたちに日本語を教える。
    「外国人がいつでも安心、安全を感じられる場所がほしい」とFutaba Language Schoolを設立。

    グローバルで働くために必要な教育とは!?

    どーも、グローバル志向の山口です。ベトナムにインターンに行くほどのグローバル志向です。

    そのインターンをして感じたことは

    外国の方と働くって難しい

    の一言です。

    当たり前ですが、言葉も違えば文化も働き方も違います。島国に住む我ら日本人は、特に理解しづらいところもあるでしょう。

    逆に、日本に来る外国人の方も、日本の文化を理解するのは大変で仕方ないんだろうとも感じました。 そこで!今回は、外国の方への教育や研修をされている日本語学校の先生に、グローバルで活躍するための心構えや志を伺ってきます!!

    海外に興味のある学生や教師志望の学生は要チェック!!

    国定代表の波乱万丈の経歴、Futaba Language School誕生秘話!

    インタビュー中の国定代表

    山口: 本日はよろしくお願いいたします!もともと日本語教育の道に進まれたきっかけはなんだったのでしょうか?

    国定代表: 昔の話になりますが、私は、27歳から二年間タイのバンコクに住んでいました。そのときの体験から日本語教師となりました。

    タイに行ったのは、主人の仕事でタイへ赴任することになったので、家族皆でついて行ったからなんですが、そのとき、本当にタイ人の方々に良くしていただきまして、タイという国が夫婦ともに大好きになりました。

    その後、タイから帰国して半年、主人が病気で他界してしまったんです。突然のことだったので、これからの人生どうしよう・・・と路頭に迷いました。娘がまだ2歳だったこともあり、専業主婦だったのですがなんとか職を見つけなければ・・・。深い悲しみの中、なにかしなければと考えたとき、2つの思いがこみ上げてきました。

    一つ目は、主人が大切にしていたグローバル視点です。

    主人は、元々学生時代から世界中を回るなど、グローバルに生きたい!という活気あふれる人でした。娘にもその志を継いでほしい、グローバルな視点を持ってほしいと思っていました。娘の将来のためにも、主人の思いを実現させたい、それなら、主人の代わりに私が世界で通じる仕事をすればいいんだと思いました。

    二つ目は、タイで日本語の価値が非常に高いことです。

    当時日本がタイへの企業進出を多くしていたため、タイでは日本語を話すことができると給料がものすごく良かったんです。タイ在住時、タイ語を学びに通学していましたが、逆に先生から日本語を教えて!と言われるくらい日本語の需要は高かったんですよ。

    このような思いから、安易ですが「外国人の方に日本語が教えることなら私にできるかも?」と思い、日本語教育の道に進みました。

    山口: 波乱万丈の人生ですね・・・。娘さんの子育ても大変だったかと思うのですが、すぐに日本語教師を目指されたのですか?

    国定代表: そうですね!主人が他界して半年後に日本語教師養成学校に通い始めました。それから学校卒業後、国内実習をしたりと経験を積んで、非常勤講師から日本語学校のスタッフになりました。

    しかし、今度は勤めていた日本語学校が倒産!

    二回目の人生の落胆・・・。倒産を知ったときは「ほんとに!?」って驚きました(笑)。

    問題だったのはそのあとで、学校は倒産時の対応に追われて、通っていた外国人生徒さんに対してのフォローが全くありませんでした。そんな対応をしてしまうと外国人の日本に対する信頼を失ってしまう。私はそのことがとても嫌でしょうがなかったです。

    山口: 日本語教育に対する大変熱意を感じました・・・!その後外国人生徒さんに対してのフォローは行われたのでしょうか?

    国定代表: 当時、生徒さんたちの個人の連絡先は知らなかったのですが、働いている企業名は覚えていたので、同じ想いを抱いていていた先生方と一緒に、生徒さんの勤務先に回り謝罪して、彼らに倒産の事情を説明しました。誰一人責める生徒さんはおらず、逆に「Are you OK?」と私たちのことを案じくれました。本当にありがたかったです。

    そんな生徒さんのために何かできることはないかと、カフェでの日本語レッスンを始めました。

    まず残っていた授業料分だけでも彼らに日本語を教えようと、謝罪に回った教師三人でボランティアでレッスンを始めました。

    ボランティアで続けているうちに、生徒さん側から「次回からレッスン費払うからに日本語レッスンを続けてください!」と言ってもらい、とても嬉しかったのを覚えています。

    それからご縁もあって、ある会社の会議室を借りて、授業をするなど活動の幅も広がってきました。また、様々な方からアドバイスも頂き、活動しやすくするため、そのカフェレッスンを「民意団体」として2007年に「Futaba Japanese Teaching Association」を設立しました。

    それが今のFutaba Language Schoolの前身です。

    山口: 国定代表の行動力には圧倒されます!それからどういう経緯で民意団体から会社になるまでにどのようなことがあったのですか?

    国定代表: それから、カフェや生徒さんの自宅など出張日本語レッスンを続けているうちに、外国人が困ったときなどに気軽に来れる場所が欲しいと思ったんです。

    日本語学校に勤めていた時、生徒さんは困ったとき良く学校に来ていました。例えば、そうですね、生徒さんが授業がないときにやってきて、「この紙はなに?」と見せたりしました。それはというと、水道差し止めの請求書でした(笑)。薬の服用の仕方を聞かれたりもしました。日本語学校って、外国人の方のささいな悩み相談が出来る場所でもあるんだなと勤めているときから感じていました。

    この経験から「外国人生徒さんたちが困ったときはいつでも安心、安全を感じられる場所を持ちたい。」と強く思うようになって、2010年に今の事務所を借りて、Futaba Language Schoolを設立しました。

    山口: ちなみに「Futaba」という名前の由来はなんでしょうか?

    国定代表: 先生方と相談したとき、私たちの団体って「全く何もないところから芽が生えた」みたいじゃない?って話になって、「Futaba」と名づけました。

    あとね、いつもレッスンをしていたカフェがスターバックスだったので、語呂合わせで

    「スタバでフタバ」って面白くない!?
    とジョークも交えて考えました(笑)。その方が外国人の方に覚えてもらいやすいのかなという思いもありましたね。実際は、ややこしくて理解されていなかったのかもしれませんが・・・(笑)。

    Futaba Language School's logo (Futaba Japanese Languageの入り口に飾ってある看板)

    山口: 学校の名前もすべて「生徒さん目線で」作られたんですね(笑)。とても素敵!

    外国人が日本で働く際に本当に必要なこととは!?

    中国人に研修を行う様子 (中国人に研修を行う様子)

    山口: 次に、Futaba Language Schoolでの授業についての話をお聞きします。

    国定代表: 授業は、日本語能力で初級、中級、上級クラスに分けて行っています。授業に来る人は様々で、初級だと日本に来た技能実習生や日本に来て間もない外国人の方、配偶者が日本人等、多くの方に通っていただいてます。

    授業では、日常で本当に使える日本語を教えることができるように工夫しています。

    例えば、お茶が半分入っているコップを見て、
    「お茶が半分だけあります」
    「お茶が半分しかありません」
    と二つの表現をしたとします。

    このとき文法上では、「だけ」は肯定文「〇〇だけ・・・あります。」、「しか」は否定文「〇〇しか・・・ありません。」ですね。よくある日本語教材では、このような文法上の日本語の使い方を教えておしまいですが、弊社では、日本語が実際にどのようなニュアンスで使われているのかを教えています。

    例えば、仕事場で上司に「パンフレットが5部しかない」と言われたら、パンフレットが不足しているんだと理解して、「パンフレットを追加しておきます。」と返答しますよね?でも、外国人は日本語をそのまま受け取るため、その言葉に内包されているニュアンスを知らず、「パンフレットが5部しかない」と言われても「はい、そうです。」と答えたりします。 これでは、コミュニケーションが取れませんよね?

    そのような場面のロールプレイングをしながら、裏に隠された意図がわかるように教えています。

    山口: 国定様の話とてもわかりやすいです!ここまで丁寧に教えてくださったら生徒さんは大変嬉しいでしょうね。授業の他には、どのような活動をしているのですか?

    国定代表: 最近は、外国人就労者に向けての研修も行っています。

    研修では、日本のメールの打ち方や仕事上で必要なマナーのロールプレイングなどを主に行っています。
    外国人生徒さんからよく聞く悩みは日本と外国の企業文化の違いから起こるものがほとんどなので、日本の働き方、マナーを教えることを重視しています。

    例えばね、この前ある生徒さんがこんなことを聞いてきました。「うちの会社はサービス残業が毎日あります!もしかしてうちの会社はブラック企業なんですか!?」と。

    また、「有給休暇を取ろうとして、その理由に疲れたからと書いたら上司から険悪な顔をされたんですが、有給休暇って労働者の権利ですよね?どうして?」などなど(笑)。

    日本ならではの風習を知っていないと、コミュニケーションが取れないんですよ。そして、この働く上でのささいな文化の違いが、日本で働く外国の方々にとって大きなストレスになってしまっているの。

    山口: 日本人からすると当たり前のことでも、外国人からすると奇妙な働き方に思われるんですね・・・。他に外国人生徒さんはどのようなことに悩まれているのですか?

    国定代表: そうですね~上級者になると、会話内の曖昧な表現で悩まれている方も多いです。

    上級者になると日本人と同じように、細かいニュアンスまで理解してくれると思って、日本人は接しますから。 外国人からすると日本語の会話は感情が見えないんです。例えば、別れ際に「また今度会いましょうね」と言われて、「じゃあ、いつですか?」と返答したら困られた。なぜでしょう?と言ってきた子もいます(笑)。

    日本人の「また会いましょうね」はあいさつのようなもの、と認識されていますが、外国人からすると「会いましょうね」は誘いの言葉です。外国人は言葉自体をストレートに読解するので、日本人の言葉に内包されている「曖昧な表現」が非常にわかりにくいですよ。日本人同士でもそのようなケースがありますよね。

    日本人は信頼関係の「和」を保つために言葉のグレーゾーンをうまく使っています。相手の思っていることを察知して使っている、この「曖昧な表現」が外国の方には理解するのが難しい。

    また、上下関係が大切な日本では、職場での上下関係の理解も必要となってきますので、図解などをして理解しやすいように頑張って教えています。

    また、
    日本はとても住みやすく、人もすごく優しいのでこのままに日本に移住したい。 と外国人生徒さんのみなさんから聞きます。彼らが日本で働くことになって、このような悩みが少しでも軽くなるように日々授業を行っています。

    休日の国定様とご友人、生徒さんご夫妻 (休日の国定様とご友人、生徒さんご夫妻)

    山口: 外国人にとって非常に助けとなるお仕事ですね!これからどんなことをやっていきたいと考えていらっしゃいますか!?

    国定代表: 私達は、外国人の方に日本語を教えたい!という気持ちからFutaba Language Schoolを始めました。だから、会社を大きくしていきたいなどはあまり考えていませんが、今の場所よりもっと広いところに引っ越ししたいです!!(笑)口に出していたら実現するはずなので、ここでも言っておきます(笑)。

    また、これらも大切にしていきたいことは、

    • Futabaに関わってくださっている方々と共に成長し、充実した日々を送ること
    • 授業を修了した生徒さんたちが幸せに暮らしていること。

    です。この二つを今後も、実感しながら働くことが出来ればとても幸せです。

    そして、外国人生徒さんに日本語を教えていく上で弊社が本当に大切にしている理念は、

    共育、共笑、共楽

    の三つの三角形。

    共に育ち、共に笑い、共に楽しみ、「この人はこうだから」「外国人はこうに違いない」と決めつけない、No Judgment!多文化共生ができる社会を目指しています。

    校外イベント  (校外イベント)

    今をトキメク学生たちにメッセージをお願いします!

    左:副代表の松井様 右:代表の国定様 (左:国定代表と日本語学校時代から共に歩んできた副代表の松井様 右:代表の国定様)

    山口: 大学生に向けてのメッセージをお願いいたします!

    国定代表: 私が思うのは、「みんながやっているから・・・」ということを意識しすぎないでいいんだよ!と。

    外見的な話ではなく、心の中の「自分軸」を意識し、自分の考えを大事にしてほしいと思っています。誰かに認めてほしいと思う前に、「自分で自分のことを認められているのか?」を自分に問いてみてください!

    学生時代にあなたが経験したことは、あなたしかわからないことが沢山あると思います。そこに自信を持ってほしいです!それはあなただけの宝物なんですから。

    頑張っている自分だけが自分でもないし、頑張らない自分もそれもありと認めてあげる。自分が自分を認めることができたら、必ず周りの人たちも認めてくれる。
    自分を作らず、素直に自分を好きになることが大事かなと思っています!

    山口: 国定代表の明るい人柄を象徴するようようですね!取材に協力していただきありがとうございました!

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