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  • 職業選択。溢れる情報の中から、何をどう「選択」すればいい?

    記事概要:

    「働く」選択肢が多様化しているこの時代。溢れる情報や数ある意見の中から、いったい何をよりどころにして、どのような選択をしていけばいいのでしょうか。職業インタビュー番組の配信等を行う「UPTORY」代表、歌川貴之さんにじっくりと伺いました。

    InternViewの本日の突撃訪問者は・・・

    UPTORY

    UPTORY
    ホームページ:http://uptory.jp/
    役職:代表
    歌川 貴之(Takayuki Utagawa)

    高校卒業後、一般企業に勤める傍ら趣味でライブハウス等での音楽イベントを開催するも、音楽業界への憧れが強くアーティストマネージャーに転身。その後、自身の原体験から、職業インタビュー番組を配信するUPTORYを創業した。現在は創業社長として「働くことの悩み」を解決するため、職業情報を発信している。企業向けにはWEBデザインや販促用のコンテンツ、オウンドメディアを制作中。

    「選択」には不安がつきまとう

    私たちは日々、何かを取捨選択しながら生きています。

    「コーヒーにしようか、紅茶にしようか」といった小さな選択から、「どの大学に進学するか、どの企業に就職するか」といった人生を左右する選択まで、いつも何らかの判断の機会がやってきては、留まるところを知りません。

    一朝一夕に答えを出せないような大きな選択の機会がやってくると、私たちは多くの場合、誰かに「相談」すると思います。そしてまた考えるのです。「私はどうするべきか」と。

    就職活動はまさに選択の連続でした。どのイベントに参加するか、どの企業を受けるか、そして選考に進むのか辞退するのか。その過程でたくさん悩み、色んな人の意見を求め、好き勝手なことを言われては多すぎる選択肢の中で呆然と立ち尽くすこともしばしばでした。

    「好き勝手なことを言われては多すぎる選択肢の中で呆然と立ち尽くした」と言いましたが、選択の過程では必ずと言っていいほど「誰の意見を取り入れるのか」で悩むことになります。職業選択において、その悩みは非常に切実なものでした。

    ということで。職業選択を支援していらっしゃる、「UPTORY」代表の歌川貴之さんに、「選択」にまつわる貴重なアドバイスを頂戴しました!

    インプットした情報を疑う

    川本:歌川さんは、職業インタビュー番組の配信等をするUPTORYという会社を創業されていますが、どのようなことを目指して番組を配信をされているのでしょうか?

    歌川:そうですね。職業選択のお手伝いをできたらなという想いで番組を作っています。特に、学生に後悔のない職業選択をしてほしいという想いが強いので、番組を通して様々な職業や働き方についての「生の」情報を得てほしいなと。

    UPTORY:歌川代表 「働くことへの不安を解消する」ために様々な働き方・職業情報を発信するインタビュー番組、「UTA PROGRAM(ウタ プログラム)」 を配信。番組内では、様々な職業の方が自身の実務内容や経験、想いを語っている。

    歌川:何かを選択するためには、参考とする情報が必要ですよね。そして、情報の精度は高ければ高いほど良い。つまり、職業選択で悩んでいるのであれば、検討している職業に既に就いている人の話を聞くのが最善だということになります。

    弊社では様々な職業の人へのインタビューを配信しているので、学生の皆さんにはこれを利用して精度の高い情報をインプットしていただければと思っています。

    川本:インターネットを通じて、色んな人のお話が聞けるのは嬉しいですね。

    歌川:はい。でも、「後悔のない選択」のためには、実は情報をインプットした後にどうするかということの方が大事だったりするんです。弊社としてサービスがあるわけではないのですが、視聴者にはぜひ「情報を疑ってかかる」ということをして欲しいなと思っています。

    川本:番組でのお話を疑うということですか?

    歌川:というよりも、「自分で考える」ということですね。

    番組で生の職業情報を得ることは大事な一方で、その情報を鵜呑みにしてしまうのは非常に危険なんです。同じ職業に就いている人同士で意見が違った場合を想像してもらうといいんですが、どちらの意見を取り入れるかを自分で考える必要がありますよね。そのときに選択の基準になるのが「思考過程」だと僕は思っています。

    川本:と言いますと?

    歌川:出ている結論ではなく、その思考過程が大事だということです。どういう過程でその結論に辿り着いたかっていうことの方が、実は結論そのものよりも大事なんですよ。

    選択の鍵は「過程への共感」

    川本:何らかの活動、例えば部活動などに対して「結果よりもプロセスが大切だ」という議論はよく耳にしますが、意見に対して「結論よりも思考過程だ」というお話は初めてでした。

    なぜ、職業選択をする際に参考とする意見について「結論よりも思考過程が大切」なのでしょうか?

    歌川:それは、その思考過程に共感して選べば、選択に納得感が持てると思うからです。自分が納得して決めたほうが、後悔のない職業選択ができますからね。

    川本:最初におっしゃっていた「情報を疑ってかかる」ということはつまり、「本当にその結論が自分にとっても正しいのか」を知るために、思考過程を聞き出すということなんですね。そして、その思考過程に対して共感できれば、すなわち相手の思考過程と自分の思考過程の親和性が高いことがわかれば、納得して選択できる、と。

    歌川:そういうことです。逆に共感できなければ、その人の意見を取り入れなければいいというわけです。

    例えば腕を怪我したとして、「これは湿布を貼った方がいい」っていうお医者さんと、「湿布は貼らない方がいい」っていうお医者さんがいたとしたら、それぞれの結論に至る思考過程を聞かないと不安ですよね。「なんで湿布貼ったほうがいいんですか」「なんで湿布貼らない方がいいんですか」って。

    川本:職業選択であれば「この職に就かない方がいい」という人と「就いた方がいい」という人がいた場合等に同じことが言えそうですね!

    歌川:そういうことですね。思考過程が腑に落ちればその意見を取り入れたらいいし、腑に落ちなければ取り入れないことにすればいい。ただ、思考過程を聞かずに鵜呑みにすることは避けないといけません。

    UPTORY:歌川代表

    歌川「なるほど、わかりました。」で終わっちゃうっていうのは、僕から見たらあまり自分の頭で考えていないっていうことなんです。思考過程を聞くことというのは本当に大事なことなので、番組の配信という一方通行のコミュニケーションだとなかなか難しいのですが、大学で進路講師をする時などはよく言っています。

    川本:耳が痛いです(笑)。複数の意見からどれかを選択する場合には比較的に自然と「思考過程」まで考慮しようという気になるのですが、インプットした情報が一つだった場合は抜け落ちがちなことかもしれませんね。

    就職活動の時期には「○○業界は止めたほうがいい」とか、「××っていう企業は最高だ」といった助言とも噂ともつかないような意見が溢れかえります。それらの情報を、「なぜそう思うのか」を聞かずに鵜呑みにしてしまうと、自分の本来の価値観とは全く違う軸で暴走してしまうことにもなりかねないとも思いました。

    「働く」を考えるとき、手に入れた情報や耳にした意見について、「思考過程に共感できるかどうか」でその情報や意見を取り入れるかどうかを判断するということも、一つ大切な視点かもしれません。特に「働く」は人によって価値観に大きな違いがあることなので、「共感」というキーワードは大切にしたいです。

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